雑菌だらけ?220円で風呂釜(追い焚き配管)掃除

風呂釜掃除

配管内は雑菌だらけかも

蛇口をひねってお湯や水を出して浴槽の水を貯めるタイプのお風呂であれば特に掃除の必要はありませんが、追い焚き機能の付いたお風呂をお使いの方は定期的に配管内を掃除する必要があります。

特に、家族でお風呂に入る時間がバラバラで追い焚き機能を良く使うご家庭は、配管内が皮脂などで汚れている可能性があります。

蛇口をひねってお湯や水を出すタイプのお風呂であれば、お風呂のお湯を温め直す際は、熱湯を追加で新たに入れるかと思いますが、追い焚きをする際は、浴槽内のお湯を温め直すため、湯に浮いている皮脂などが追い焚きをする度に配管内に入り、配管内が汚れていきます

そのため、スポンジやブラシではこする事のできない配管内を定期的に掃除しなければいけません。

つかっているお風呂が雑菌だらけかもしれないと想像すると恐ろしいですよね。

毎日、お風呂のお湯を捨てていればあまり問題になりませんが、何日も同じお湯を使っていると、レジオネラ菌などが発生し体調を崩す原因になってしまいます。

また、毎日お湯を変えていたとしても皮脂などの汚れを栄養分として雑菌が繁殖するため、必ず定期的に配管内を掃除しましょう。

風呂釜が汚れる原因と危険性

風呂釜が汚れる原因

皮脂汚れ

風呂釜が汚れる原因の第一位は、人間の皮脂汚れです。

浴槽につかる事で、人の皮脂がお湯に漂い、追い焚き機能を使う事で、お湯とともに汚れが配管内を循環し、配管内が汚れてしまいます。

配管内は、浴槽のように毎日スポンジで洗う事ができないため、どんどん汚れが貯まってしまいます。

皮脂汚れは、大腸菌やサルモネラ菌の格好の餌となり、どんどん繁殖していきます。

水垢

追い焚き機能を使わない環境のご家庭では配管内は汚れにくいかというとそうでもありません。

水垢という言葉を聞いた事があるかと思います。

多くの方は水道水でお風呂のお湯を貯めるかと思いますが、水道水には様々なミネラル分が含まれています。

ミネラル分は、炭酸カルシウムに変化し、頑固な落ちにくい汚れとなって配管内に蓄積されていきます。

入浴剤・バスオイル・バスソルト

体を温めるため、美容のためなど様々な理由で、お風呂に入浴剤やバスオイル、ソルトなど入れる方も多いかと思います。

それらも配管内に貯まり、汚れの原因となってしまいます。

特にバスオイルは、性質上配管にへばりつきやすく、塩は錆の原因にもなってしまうため、定期的な洗浄が必要になります。

汚れたお風呂につかる危険性

体を温める以外にも、『健康』のため、『美容』のためなどの理由でお風呂につかる方もいらっしゃるかと思いますが、汚れたお風呂に使っていると健康や美容を逆に害してしまう可能性もあります。

大腸菌・レジオネラ菌

人間は体内にも肌表面にも様々な菌を持っており、基本的には菌が体内に侵入しても防御システムが働き健康被害を及ぼす事はそうありません。

しかし、お風呂で発生しやすい大腸菌やレジオネラ菌など強い毒性を持つ細菌が体内に侵入してしまうと、様々な病気を引き起こしてしまいます。

レジオネラ症は、大衆浴場においても取り決めがある程で、レジオネラ肺炎は健常者もかかりますが、糖尿病患者、慢性呼吸器疾患者、免疫不全者、高齢者、幼弱者、大酒家や多量喫煙者は罹りやすい傾向にあります。

症状は重く、治療が遅れると死に至るケースもある程です。

今回の記事の風呂釜洗浄ももちろんですが、体を洗わずにお風呂に入ったり、お風呂の掃除をしない、ふろ水を何日も変えず追い焚きを繰り返す等の週間のある方は、想像以上のスピードで増殖する最近だらけのお風呂につかっている可能性が高いため、見直しましょう。

肌荒れの原因

美容のためにお風呂につかっている方は、汚れたお風呂につかっていると肌荒れを引き起こし逆効果となってしまうかもしれません。

特に長時間つかり追い焚き機能を何度も使うかたや、入浴剤などをお風呂に入れる方は汚れが貯まりやすくなるため注意しましょう。

風呂釜の種類

今回、風呂釜配管洗浄方法をご紹介しますが、追い焚き機能を持つ風呂釜には2種類あり、それぞれ洗浄方法が異なります。

1つ穴タイプ

風呂釜1つ穴

浴槽の中に風呂釜が1つしかなければ、1つ穴タイプです。

1つ穴タイプは、中に2つの管があり、給湯器内のポンプで強制的にお湯を循環させる仕組みで『強制循環式』と呼ばれます。

浴槽のお湯の温度にムラが出来にくく、循環スピードも早く、汚れがつきにくいという特徴があります。

2つ穴タイプ

風呂釜2つ穴

古い浴槽には2つ穴タイプの『自然循環式』の風呂釜が多いです。

浴槽内のお湯の温度差を利用して水を循環させます。

下の穴から温度の低い水が配管内に入り、釜の中で温められたお湯が上の穴から出ていく仕組みです。

1つ穴タイプと比べると温まるスピードも遅く、配管内の流れも遅い事から汚れが貯まりやすくなってしまいます。

使える洗剤・用意するもの

風呂釜が汚れる原因の第一位として先ほど皮脂汚れをあげました。

人間の肌は弱酸性に保つ力があり、皮脂も酸性です。

そのため、皮脂汚れ(酸性)をおとすためにはアルカリ性の洗剤を使う必要があります。

また、『湯垢』は水道水の中のマグネシウムと石鹸の成分が化合したもので【酸性】の性質を持っています。

湯垢をおとすためにもアルカリ性の洗剤が良いでしょう。

アルカリ性の粉上洗剤

重曹(炭酸水素ナトリウム)

過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)

掃除でも良く使われる重曹ですが、風呂釜掃除に関してはより洗浄力の高い過炭酸ナトリウムをおすすめします。

風呂釜洗浄用に売られている製品で有名な『ジャバ』もアルカリ性の洗剤です。



また、先ほど汚れの原因に書いた『水垢』は湯垢とは異なり【アルカリ性】のため、酸性の洗剤であるクエン酸などで洗うのがおすすめです。

基本的には、アルカリ性の洗剤で洗うのが良いですが、人は浴槽につからず何らかの理由でお風呂に水やお湯を貼っている方で水垢をとりたいという方は【酸性】の洗剤を使うのが良いです。

重曹(炭酸水素ナトリウム)、過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)、クエン酸は100円均一でも手に入るため、立ち寄る機会があれば他の様々な掃除に使えるためストックしておいても良いかもしれません。

風呂釜洗浄に使う際は、かなりの量を使いますし、掃除の頻度も高いため、大容量のものを購入するのもコスパが良いです。


家庭内のあらゆる掃除に使える弱アルカリ性の重曹

重曹よりも洗浄力の高い過炭酸ナトリウム

特に過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)などを使用する際は、手荒れを起こす可能性もあるため、『手袋』をして作業する事をおすすめします。

また、2つ穴タイプの風呂釜の場合は、ヤカンや捨てても良いタオルなどがあると便利です。

追い焚き配管洗浄方法(1つ穴)

01循環口のフィルターを外す

まずは循環口のフィルターを外しましょう。

メーカーによって外し方は違うかもしれませんが、我が家のフィルターは回すだけで簡単に取れました。

循環口のフィルター

02お湯をはる

次に循環口の上5cm程度までお湯をはります。(写真はちょっと多すぎました)

過炭酸ナトリウムは、お湯の温度が高い方が反応が良いので、40℃くらいでお湯をためましょう。

ついでに外したフィルターもポチャンと入れておきましょう。

お湯はり

03過炭酸ナトリウムを入れる

次に過炭酸ナトリウムをはったお湯に溶かします。

ついでに、洗面器やイスなどもあればポチャンとつけて一緒にきれいにしましょう。

シュワーっと泡が出て反応し始めます。

私は今回お湯を多く入れてしまったため、2袋(320g)を入れました。

過炭酸ナトリウム反応

04追い焚きする

次に追い焚きをして、配管内に過炭酸ナトリウムを行き渡らせます。

50℃前後が過炭酸ナトリウムの反応が良いので(反応が少なすぎず多すぎず)50℃前後で追い焚きをしましょう。

我が家の追い焚きはMAXが48℃であったため、48℃で追い焚きをしました。

高い温度でお湯をはってしまった方は少し冷ましてから追い焚きを行ってください。

温度が高すぎると、追い焚きの時間が短くなってしまい洗浄が不十分になってしま可能性があります。

48℃

05漬け置きする

追い焚きが終わったら1~2時間程度漬け置きします。

先ほども書いた通り、温度が高い方が反応が良いため、蓋をして保温すると良いかもしれません。

06お湯を捨て再度追い焚き

漬け置きが終わったら、一度お湯を全て捨てましょう。

再度お湯をはり、追い焚きをして配管内をすすぎます。

07浴槽を洗う

追い焚きをして配管内をすすぎ終えたら、再びお湯を捨てて、浴槽内を洗いましょう。

追い焚き配管洗浄方法(2つ穴)

2つ穴の場合は、自然循環式のため、追い焚き機能を使っても効果があまり高くありません。

そのため、配管内をふさぎ、高濃度の洗浄液で漬け置き洗いするような形になってしまうため、1つ穴に比べるとあまり綺麗にならない可能性もあります。

2つ穴用のシャバを使えば、注入式のため、勢いよく汚れを取り除く事が可能です。



漬け置く場合は、以下のような手順になります。

01下穴にタオルを詰めふさぐ

我が家は1つ穴タイプのため画像が無くて申し訳ないです。

漬け置くため、配管内の液が漏れないよう、下穴にタオルなどを詰めてしっかりとふさぎます。

02上の穴から粉末を入れる

1つ穴タイプとは異なり、配管内のみにお湯を入れるため、粉末の使用量は少なくてすみます。

50g程度を目安に粉末を入れて下さい。

03上穴からお湯を入れる

今回は、追い焚き機能を使わないため、50℃前後のお湯を溢れ出ないギリギリまで注ぎ入れて下さい。

『ヤカン』などがあると注ぎやすく便利です。

042時間程度漬け置く

汚れが浮き上がるまで、2時間程度置いておきます。

05配管内洗浄

漬け置きが終わったら、タオルを外し配管内の液を捨てます。

配管内の浮き上がった汚れを洗い流すため、上下の穴から勢いよくお湯などを流し洗い流します。

不安な方は、その後一度水をはって追い焚きを行っても良いかもしれません。

風呂釜洗浄の頻度

1つ穴タイプか2つ穴タイプか、また使用環境によって掃除の頻度は変わってくるかと思いますが、

2つ穴タイプは1ヶ月を目安に

1つ穴タイプは2~3ヶ月を目安に

掃除しましょう。

ほとんど浴槽につからない方や一人暮らしの方は掃除頻度を下げても良いかもしれません。

逆に追い焚き機能を頻繁に使う方・複数人で入浴する方や、入浴剤などを入れる方などは、洗浄頻度を上げた方が良いかもしれません。

風呂釜洗浄した際に目に見えて大量の汚れが出てくれば、掃除の意識も高まるかと思いますが、細目に掃除しているとあまり目に見えた汚れは取れません。

目には見えない細菌が繁殖している可能性もあるので、しっかりと洗浄しましょう。

特に抵抗力の弱い方がご家族にいらっしゃる方は注意しましょう。

記事作成日:2021.04.17