全ソース内から修正箇所を探せる『Grep』ツール

ソース内検索

Grepツールとは

『grepツール』とは、ファイルの中から特定の文字列を検索し、特定の文字列を含む行やファイルを表示するプログラムのことです。

ページを作成している際はあまり利用機会はありませんが、後々修正を加える際はかなり便利なため、私も良く使用しています。

Grepツールでできること

HTMLなどを編集していると、修正・変更を加えたい箇所が出て来るかと思います。

修正・変更箇所が1ページ内にのみ存在するのであれば、それ程大変な作業ではありませんが、サイト全体に修正箇所があり、いくつあるかわからない場合、Grepツールを使う事で、修正該当箇所が存在する『ファイル』や『行数』を一覧表示する事が可能になり、『作業効率』、『作業精度』の向上が期待できます。

実際に検索する際は、『検索対象フォルダ』『ファイルの種類』『検索する文字列』などを指定する事で、該当ファイル・該当箇所(行数など)を調べる事ができます。

また、『該当箇所数』などもわかるため、何か所修正しなければならないかもわかり、作業ボリュームも把握する事が出来て便利です。

何より一番良いのは、目視確認だけでは、修正箇所を100%全て修正したという確信が持てず、見逃しの不安が残りますが、Grepツールを使えば、間違いなく全箇所修正したと確信できる点です。

利用事例

『Grepツール』は非常に便利で、プログラマー時代も利用していましたし、現在、WEBサイトを作る際も頻繁に利用しています。

どんな時に利用しているか、いくつか事例をご紹介したいと思います。

URLを変更した時

WEBサイトを構築している場合、多かれ少なかれ『内部リンク』はほとんどの人が貼っているかと思います。

『ファイルの置き場所』を変えたり、『カテゴリ』を変えたり、『ファイル名』を変更したり、『ページを削除』する事もサイトを運営する上で出て来る事があります。

301リダイレクトなどを使って、『転送』する必要がありますが、内部リンクも書き換える必要があります。

サイトのどこで『URLの変わった(削除した)ページへの内部リンク』を貼っているかわからない場合は、Grepツールを使う事で、対象の内部リンクが存在する『ファイル』『行数』を簡単に調べる事ができます。

自分の目で探すと時間もかかりますし、見逃してしまう可能性も十分にあります。

スペルミス・文法ミスを修正する時

私は記事を書く際に、いくつかの固定フォーマットを作っています。

『table』であったり、『強調表示用のフィールド』であったりとあるのですが、それらは基本的に、中身は変更しますが、コピーして使いまわしています。

そのため、コピー元にミスがあれば、間違いがサイト全体に広がってしまう事があります。

また、固定フォーマットのデザインなどを変える際も同じフォーマットがサイト全体のいたるところに存在します。

そういった箇所を修正する際も、Grepツールを使って修正箇所を探しています。

他にも、HTMLの構文チェックをした際に、指摘された箇所を修正する際にも利用しています。

最近では、『nowrap』はHTMLに記載するのは非推奨なため、cssで対応するよう指摘を受けたため、Grepツールを使って『nowrap』を使用している箇所を洗い出し修正しました。


ここに挙げたのはほんの一例です。

『サイトのメンテナンス』をしっかりと行っていれば、サイト全体に影響する修正が発生する機会はあるかと思います。

そういった際は、是非Grepツールで、修正箇所を検索し洗い出してみて下さい。

Grepツールのご紹介

NET上で探せば、『無料』で使えるGrepツールはたくさんあります。

シンプルなものから、高度な機能が付いたものまで様々なツールがありますが、『Grep』というキーワードさえ今回覚えていただければ、ツールは探しやすいかと思いますので、自分好みのツールを探してみて下さい。

私は、もの凄くシンプルで使い易い『Grev』という無料ツールを使わせてもらっています。

Vectorの『Grev』ダウンロードページへ

簡単に私が使っている『Grev』の使用方法をご説明します。

上記Vectorサイトより、『Grev』をダウンロードし、インストールします。

インストール後、Grevを起動すると下図のような画面が表示されます。

Grev起動画面

①検索対象フォルダ選択

『①:探す場所』には検索対象のフォルダを選択します。

フォルダの中にフォルダ(サブフォルダ)があり、サブフォルダの中も検索したい際は、『サブフォルダも検索する』にチェックを忘れないよう気を付けましょう。

②ファイルの種類を設定

『②:ファイル名』にはファイルの種類を設定します。

例えば①で指定したフォルダ内の

  • 全てのファイルを対象とする場合:『*.*
  • HTMLファイルを対象とする場合:『*.html
  • phpファイルを対象とする場合:『*.php

といった具合に対象となるファイルの拡張子を設定しましょう。

1つのファイルを検索対象とするのであれば、ファイル名を入力しても良いのですが、そういった使い方はGrepツールを使うメリットがあまり無いように思います。

③文字列の指定

『③:含まれる文字列』には、今回探す箇所に含まれる文字列を設定します。

検索対象外のものまで引き込まないよう工夫して設定しましょう。

注意事項

『英数字』や『記号』を検索する際は、問題になる事は少ないのですが、『日本語』を検索する際は文字コードに注意して下さい。

『文字コード』、『エンコード』の設定を間違えていると、『文字化け』を起こし、上手く検索する事ができない場合があります。

記事作成日:2021.07.01