スマホの画面が割れて操作不能になった際にデータを救い出す方法とバックアップ方法

画面割れ

今回の記事の対象となる方

知り合いから、スマホを落として画面が割れてしまい、指で操作をしても操作ができない。

どうにかして中のデータを取り出せないだろうかと相談を受けました。

詳しく話を聞いてみると、

  • バックアップ ⇒ なし
  • SDカードへの保存 ⇒ なし
  • LINEのアドレス登録 ⇒ なし
  • 携帯キャリアショップの回答 ⇒ 復旧は不可

操作も出来ず、バックアップもとっておらず、携帯キャリアショップからも復旧できないので新しいスマートフォンへの買い替えを提案されているとの事でかなり絶望的な状況でした。

救い出したいデータ

アドレス帳

LINEアカウント

写真データ

遊んでいたゲームのデータ

ほとんどの方が上記データが無くなってしまうとかなり困るのではないでしょうか。

アドレス帳のデータが無くなってしまうと、再度連絡先を聞いて回るのは非常に大変ですし、共通の知り合いがおらず、普段合わない方などの連絡先を再度聞くのはかなり難しいです。

LINEは連絡手段としてかなり多くの方が使っており、電話番号など交換ぜずにLINEだけ交換した方などは特に連絡が取れなくなってしまいます。

写真データも無くなってしまうと、2度と同じ写真を撮る事はできません。

ゲームなどのアプリデータも、今まで時間やお金をかけてプレイしたデータが消えるというのはかなり悲しいものです。

とりあえず携帯電話を見せてもらう事にして、確認すると確かに指での操作はできなかったのですが、幸いにも完全には壊れておらず、電源ボタンを押せば画面はつく状態でした。

今回のデータを救い出す方法の対象者は、指での操作はできないが、画面はつく方となります。

また、後半部分では、Android端末のバックアップ方法を書いていますので、もしもの際にデータを復旧できず悲しい思いをしなくて済むよう、しっかりとバックアップの設定をしておくようにしましょう。

マウスで画面操作

今回の解決方法は単純です。

画面が割れてしまい、指での操作ができなくなってしまったのであれば、マウスで操作してデータを救い出せば良いのです。

PCをお持ちの方は多いでしょうし、職場や身近にいる誰かに頼めば購入しなくても誰かがマウスを持っているかと思います。

無線式やbluetoothのマウスもありますが、今回は有線式のUSBマウスを準備しましょう。

bluetooth接続の無線マウスでも以前に接続した事があり、自動で接続されるのであれば今回も利用可能ですが、初めて接続する方は『bluetooth接続設定』が必要になり画面を操作する必要性が出てくるため、画面を指で操作できない状況であれば接続する事ができません。

有線USBマウスはお金をかけずに準備できる可能性が高いですが、残念ながら1つ準備しなければいけないものがあります。

スマートフォンやタブレットにはUSB接続端子の付いていないものが多いです。(一部付いているものもあります)

そのため、USBマウスとスマートフォン端末を接続するための『変換ケーブル』が必要になります。


スマホやタブレットにUSB接続するための変換アダプター

値段はまちまちですが、安いものは300円以内で購入できるものもあり、データが救い出せるのであれば安い買い物ではないでしょうか。

また、1つ持っておくと、スマートフォンやタブレットにマウスやキーボードを接続できるため、使える機会も出てくるかもしれません。

注意していただきたいのは、スマートフォンやタブレット側の接続端子の規格です。

コネクタ部分のタイプ

microUSB

Type-C

lightning

Android端末においては『microUSB』端子の事も多いです。

比較的新しいAndroid端末では、『Type-C』が採用されている事も多いです。

iPhoneに関しては、『lightning』端子となっています。

間違えてしまうと、スマホ側に接続できないため、ご購入の際は注意しましょう。

また、スマホ端末側がOTG接続に対応していなければこの方法は使えません。

ご購入前に、お持ちのスマートフォンやタブレットがOTG接続に対応しているか確認しましょう。

OTG接続可能で、USBマウスと対応する変換ケーブルを準備すればあとは簡単です。

変換ケーブルを使って、端末とマウスをつなげれば、スマホの操作ができるため、データを救い出す事が可能です。

バックアップ方法(Android)

では、実際にどのようにデータを救い出すか、またバックアップの設定をする事で、今後端末が壊れてしまった際に新しいスマホへデータ移行できるようにするための設定をご紹介したいと思います。

SDカードに保存

まずは、端末に刺したSDカードにデータを保存するという方法があります。

SDカードを準備する必要があるため、お金はかかってしまいますが、一番わかり易い方法ではないでしょうか。

新しい端末にSDカードを刺せば、データにアクセスできるため、『クラウドにバックアップ』など言われてもわからない。

難しい事はやりたくないという方にはおすすめの方法です。

わかり易さというメリットに対し、SDカードの準備にお金がかかってしまう、携帯端末自体を紛失してしまった際はSDカードも当然一緒に無くなってしまうためデータの復旧ができなくなってしまうといったデメリットがあります。

また、SDカード自体が故障してしまう可能性も考えられます。

Googleドライブに保存

Android端末をご利用の方は、基本的に端末を利用し始める際に『Googleアカウント』の登録をしているかと思います。

そのアカウントに紐づけてデータをバックアップする事が可能です。

Android9でのキャプチャを撮影しています。

バージョンが違うと若干違いがあるかと思います。

設定を開く

設定アプリを開きます。

システムを開く

設定アプリ内の『システム』をタップします。

Android画面キャプチャ1

詳細設定を開く

システム内の『詳細設定』をタップします。

Androidのバージョンによっては『詳細設定』という項目は無く、いきなり次の『バックアップ』が表示される場合もあります。

Android画面キャプチャ2

バックアップを開く

『バックアップ』をタップします。

Android画面キャプチャ3

GoogleドライブへのバックアップをON

『Googleドライブへのバックアップ』をオン(右側へ)にします。

Android画面キャプチャ4

この操作で、データが自動的にバックアップされるようになります。

注意事項が1点あります。

自動でバックアップされますが、端末に2週間アクセスが無い場合、バックアップデータに有効期限が設けられます

57日が経過するとバックアップは期限切れとなってしまい、Googleドライブから削除されてしまうため、たまにしか使わない端末をお持ちの方はご注意ください。

バックアップされるデータは以下のようなデータです。

OS自動バックアップで保存されるデータ

連絡先

Google カレンダーの予定

アプリ

Wi-Fiの設定

SMSテキストメッセージ

などのデータや他の設定なども保存される場合があります。

逆に

OS自動バックアップで保存されないデータ

写真

動画

アプリ内のデータ

『写真』や『動画』に関してはこの方法ではバックアップされません。

後述する、『Googleフォト』を使ってバックアップを行います。

また、『アプリ』に関しては、インストールしていたアプリの情報はバックアップされますが、1つ1つのアプリ内のデータはバックアップされないため特に注意して下さい。

アプリ事にデータの保存方法や、端末間のデータ移行方法は異なるため、アプリの説明に従って下さい。

Googleフォトに保存

写真や動画データは、『Googleフォト』へバックアップします。

Google フォトを開く

Google フォトアプリを開きます。

名前部分をタップ

右上に表示されるアカウントの名前の略字部分をタップします。

Android画面キャプチャ5

フォトの設定を開く

フォトの設定を開きます。

Android画面キャプチャ6

バックアップと同期

『バックアップと同期』をタップします。

Android画面キャプチャ7

バックアップと同期をオン

『バックアップと同期』をオン(右側へ)にします。

Android画面キャプチャ8

これで自動でバックアップされるようになりますが、細かい設定も確認しておきましょう。

バックアップ対象フォルダの設定が間違っていると、必要なファイルがアップロードされなかったり、不必要なファイルがアップロードされてしまいます。

また、モバイルデータ通信時のアップロードを切っていなかった場合、容量の大きい写真や動画ファイルがアップロードされてしまうと、データ通信容量を大量に消費してしまう可能性もあります。

対象フォルダ選択

『デバイスのフォルダのバックアップ』をタップします。

Android画面キャプチャ9

必要なフォルダをON(右側へ)に設定します。

Android画面キャプチャ10

モバイル通信時オフ

『モバイルデータ通信の使用量』をタップします。

Android画面キャプチャ11

『モバイルデータ通信を利用して写真をバックアップ』をオフ(左側へ)にします。

Android画面キャプチャ12

以上で設定は完了です。

LINEは事前登録を

アプリ内のデータに関しては、アプリ事によってバックアップ方法が異なるため、1つ1つのアプリのバックアップ方法を解説していくのは難しいですが、利用頻度の高い『LINE』に関して簡単にご説明したいと思います。

LINEに関しては、別の端末へアカウント情報を引き継ぐ場合、電話番号が変わらなければ基本的に大丈夫です。

アカウント情報や友達リストは引き継ぐ事ができます。

もしもの時のために必ず正しい電話番号を設定しておきましょう。

ただし、トーク履歴などはバックアップしておかないと消えてしまいます

個別のバックアップ方法に関しては、ここでは説明を省略させていただきます。

一番問題となるのは、『番号が変わる場合』です。

端末が変わり、番号も変わり、古い端末が故障・紛失してしまい操作できない状況になってしまうと、アカウントの引継ぎが出来ません

番号を変える事はあまり無いかもしれませんが、何らかの理由でスマホが故障・紛失した際に番号を変える事になるかもしれません。

引継ぎができる可能性としては、

  • メールアドレスを登録している場合
  • LINE内でFacebookと連携している場合
  • 普段からパソコンでLINEにログインしている場合

です。

基本的に乗っ取りなどの被害を防止するなどセキュリティ上の観点から、番号が変わる場合は事前に旧端末での引継ぎ設定が必要になります。

端末が故障・紛失してしまった場合に番号を変えて新しい端末に変える方はアカウントを引き継げない覚悟をもって番号を変更しましょう。

どうしてもアカウントを確実に引き継ぎたい方は番号を変えるのは一旦止めて、同じ番号でアカウントを引き継いだ後に番号を変更するようにしましょう。

記事作成日:2021.04.23