携帯からかけられないフリーダイヤルと料金の高いナビダイヤルへの不満

フリーダイヤルとナビダイヤル

私の不満

一人一台携帯電話を持つことが当たり前、一人で2台以上の携帯電話を持っているという事も珍しくありません。

『5分間かけ放題』『10分間かけ放題』『無制限かけ放題』などというオプションも多くの会社から出ているため、そういった契約をされている方は、通話料金を気にせず気軽に電話する事ができますし、電話ではなく、メールやSNS、LINEなどでやり取りをする機会も多いです。

また、固定電話への電話はご家族の誰が出るかわからないといったデメリットもあるため、固定電話の存在意義が前よりも無くなってしまったのではないでしょうか。

我が家でも、一人一台づつ携帯電話を持っているため、固定電話は利用していません。

普段は何も不便な事は無いのですが、問合せなどで会社へ電話する際に不便が生じる事があります。

携帯電話からフリーダイヤルにかけられない場合

携帯電話からナビダイヤルへかける場合

です。

固定電話からはフリーダイヤルにかけられるのに携帯電話からはかけられず、固定電話であれば本来無料でかけられるはずの電話が、ナビダイヤルへかけるはめになると割高な料金を支払うはめになってしまいます。

こちらから問合せをする際は良いのですが、相手方に何らかの非がある際にこちらから電話する際も割高な料金を取られるというのは大きな不満です。

通話し放題オプションに加入しているのに電話料金がかかってしまいます。

今回は、『携帯からフリーダイヤルにかけられない場合がある理由』と『ナビダイヤルの存在意義』について書いていきたいと思います。

携帯からかけられないフリーダイヤル

フリーダイヤルとは

フリーダイヤルは、『0120』や『0800』から始まる電話番号(着信課金電話番号)で、発信者側は通話料を負担せず通話をする事ができ、通話料は着信側が負担する仕組みです。

NTTが提供するものを、『フリーダイヤル』、KDDIが提供するものを『フリーコール』などと呼び、呼び方に若干違いがあります。

着信側(企業側)は、固定費と通話料を支払う必要がありますが、気軽に電話してもらえる移転しても同じ番号を使えるなどのメリットがあります。

フリーダイヤル負担料金

フリーダイヤルの着信側(企業側)はどのくらいの料金を負担しているか調べてみました。

『3分間通話した際の料金』

【一般回線など固定端末・IPVoice回線(OAJ番号帯)から着信の場合(他社直収・ひかり電話・他社IP電話回線を含む)】

距離区分 平日昼間 夜間・休日 深夜・早朝
県内
区域内 9.35円
隣接・20km迄 22円
~60km迄 33円 20円(税込22円)
60km超え 44円 33円 22円
県外
隣接・20kmまで 22円
~30km迄 33円
~60km迄 44円 33円
~100km迄 66円 44円 33円
100km超 88円 77円 44円

【携帯電話からの着信の場合】

距離区分 平日昼間 夜間・休日 深夜・早朝
全国一律 198円 187円 176円

NTT Communications Corporation様より抜粋

ひかり電話から固定電話へ電話すれば、【8.8円/3分】程度で話せますが、それと比較すると随分負担額が大きいように思います。

何気なく利用しているフリーダイヤルですが、企業側の多額の負担があって成り立っている事に驚かされます。

フリーダイヤルにかけられない場合

フリーダイヤルに電話した際に『この番号からはお繋ぎできません』といった自動応答メッセージを聞いた事のある方も多いかと思います。

上で固定電話からの着信時の負担料金と携帯電話からの着信時の負担料金、距離による料金の違いを記載しました。

他にも公衆電話や衛星電話などからの着信など、様々な料金設定がされています。

固定電話からの着信以外は、負担額も大きいため、着信側(企業側)が発信できる電話の種類を細かく指定する事が出来るようになっています。

また、固定電話からの着信においても、『発信地域を指定』する事も可能なようです。

そのため、相手方(着信側企業)の設定によって携帯電話からかけられるかけられないは変わってくるという事になります。

負担料金を見て、理由がわかれば携帯電話からかけられないようにしているのも納得できる方も多いのではないでしょうか。

コールセンターを設ける程電話が日々たくさんかかって来る場所で、携帯電話からの着信を許可していると多額の費用が発生してしまいます。

ナビダイヤルの存在意義

フリーダイヤルに携帯電話からかけられない理由は納得できる方もいらっしゃるかと思います。

できればかけたくない『ナビダイヤル』にはどのような特徴があるのか調べてみました。

発信者側のメリット

発信者側にメリットはほとんどありませんが、メリットがある方もいます。

光電話から固定電話への通話料 ⇒ 8.8円/3分

固定電話(光電話除く)から固定電話への通話料 ⇒ 22~88円/3分

固定電話からナビダイヤルへの通話料 ⇒ 9.35~88円/3分

※ 距離に応じて通話料が変動します。

そして、ナビダイヤルには、「全国一律課金機能」という機能があり、発信者から着信側までの距離に関係なく、全国一律料金に設定する事も可能です。

この機能を受電側企業が利用していれば、遠方から固定電話で発信する方は料金が安くなる可能性があり、ナビダイヤルのメリットがあると言えます。

企業側のメリット

発信側には正直上にあげたようなメリットしか見当たりませんが、企業側には様々なメリットがあります。

掲示する番号が一つですむ

一つの同じ電話番号に電話をかけても、発信者の地域を判別し一番近くの拠点へ電話をつなぐ事ができます。

担当地域へ電話を繋ぎ直す手間などがはぶけ、効率的に電話できるというメリットがあります。

また、広告などを掲載する際も、掲示する番号が1つで済むため、効率的にスペースを活用する事が可能です。

自動応答で要件が完結する場合がある

スタッフの方と直接話をする場合は待たされる事もありますが、番号をプッシュする事で、人と話さずに要件を完結させる事ができる場合があります。

また、要件を機械音声で質問する事で、担当部署に直接すなぐ事も可能です。

そうすると、企業側は人件費を抑える事ができるというメリットがあります。

移転の際に番号をかえずにすむ

移転などにより電話番号が変わってしまうのは企業にとってかなりの痛手で、新しい番号を新しく周知させるのはとても大変です。

その点、ナビダイヤルであれば、同じ番号を移転先などでも使用する事が可能です。

いたずらを減らせる?

いたずら電話や、悪質なクレーム電話、業務の妨げとなる長電話など、かかってきて欲しくない電話があります。

通話料が発生するため、そういった電話を減らす効果もあるようです。

他にも、様々な機能があり、企業側には大きな導入メリットがあります。

携帯電話からの発信は高い

『20秒で10円の通話料がかかります』といったアナウンスを聞いた事のある方も多いかと思いますが、携帯電話からナビダイヤルへの発信は高額な電話料が発生します。

  • 平日昼間 ⇒ 90円(税込99円)
  • 夜間・休日・深夜・早朝 ⇒ 80円(税込88円)

という料金が発生します。

『20秒10円』というのは税抜き価格のようです。

ただ、この料金は電話会社へ支払う料金であり、企業側が利益を得ているわけではありません。

20秒10円で3分間の通話料は90円(税抜)となり、上記表の金額と一致します。

そう聞くと仕方のないように思いますが、一番残念なのは、ナビダイヤルはかけ放題の対象外という点です。

おそらく通話料の中にはシステムの利用料なども含まれているのでしょうが、発信者側からしてみればそんな事は関係無く、良い印象は全くありません。

この辺が今後改善される事を願います。

料金が発生するタイミング

0570のナビダイヤルに電話をかけた際に、『ナビダイヤルでお繋ぎします、この通話は○分毎におよそ○円の通話料がかかります』といったアナウンスが流れるかと思います。

このアナウンスが流れ終えた瞬間から料金が発生するようです。

ナビダイヤルにどうしてもかけたくない方で、ナビダイヤルにかけてしまった際は、アナウンスが流れ出したら即電話を切るようにしましょう。

電話をかけると即、アナウンスが流れる企業も多いです。

その後つながるまで待たされている間も、その場合は料金が発生しています。

10分以上待たされる事も珍しくないため、つながってすらいないのに数百円を支払うというのは納得しがたいですね。

良心的な企業であれば、混みあっている際、『しばらくお待ちください』といったアナウンスが流れ、その後、ナビダイヤルのアナウンスが発生します。

この場合、ナビダイヤルのアナウンスが流れる前の待ち時間は高額なナビダイヤルの料金は発生していません。

どうしてもナビダイヤルにかけなければならない事態が発生する事もあるため、そういった気遣いをしてくれる会社さんが増えて欲しいですね。

ナビダイヤルの電話代対策

ナビダイヤルに電話して欲しい企業側とナビダイヤルにはできれば電話したくない発信者側という構図のため、100%ナビダイヤルを回避するというのは難しいのが現状です。

しかし、方法によっては、ナビダイヤルの料金を安くできたり、ナビダイヤルを回避できる場合もあるため、ご紹介します。

他の番号を探す

企業側は、ナビダイヤルに電話して欲しいため、ナビダイヤルの番号が一番目立つ場所に掲載されています。

しかし、ページ内や他ページを探すと、他の番号が掲載されている場合も多いです。

『市外局番から始まる電話有番号』や『050から始まるIP電話番号』が掲載されている可能性があります。

ちなみに、050から始まるIP電話番号は、固定電話からも携帯電話からもかける事が可能です。

くまなく探すと、ナビダイヤル以外の番号が掲載されている場合も多いです。

固定電話が無く、携帯電話からかけるという方は探してみましょう。

メールで連絡する

急ぎで無い場合は、メールなどで連絡してみましょう。

メールアドレスの記載は無くとも、WEBフォームからの連絡窓口が設けられている場合も多いです。

メールアドレスをWEB上に掲載してしまうと、もの凄い量のスパムメールが送られてくる事も多いため、メールアドレスよりもWEB問合せフォームが設置されている場合が多いかもしれないので、探してみましょう。

折り返してもらう・かけてもらう

相手側の何らかの不備で連絡したいが、ナビダイヤルしか番号の掲載が無いという事もあります。

そういった際は、メールや問合せ窓口から日にちや時間を指定して電話をもらうよう連絡してみるというのも一つの手です。

また、ナビダイヤルで相手方につながり次第、かけなおしてもらいましょう。

相手方に不手際があった際などは、堂々と使える手法ですが、それ以外の際はちょっと使いづらさのある方法かもしれません。

IP電話アプリを使う

月額料金が数百円かかってしまう場合が多いため、誰にでもおすすめというわけではありませんが、携帯電話からナビダイヤルへ発信すると高額な電話料金が発生するため、IP電話アプリを使うのも1つの手です。

ナビダイヤルへの通話料を安くする事ができます。

そう頻繁にナビダイヤルへかけるわけではないため、番号がもう1つ欲しい方や、かけ放題に加入しておらず通話料金を抑えたい、海外へ電話する事があるなど他のご利用用途のある方はご検討ください。

有料IP電話アプリ

050 plus

skype番号

NTTが提供する『050 plus』や『skype』などが有名ではないでしょうか。

中には、固定費無料で使えるIP電話アプリもあります。

無料IP電話アプリ

050 Free(my050)

SMAR Talk

050call

ただし、無料IP電話アプリは、月額最低利用料が設けられている場合が多く、規定の通話料を越えない場合は、規定額分の支払いが発生する事が多いため、完全無料ではありませんので注意して下さい。

毎月頻繁に利用される方には無料IP電話はお得です。

IP電話番号を取得しなければいけないため、費用が発生するのも仕方の無い事かもしれません。

記事作成日:2021.04.28